本格的に高い声が苦手な男性の為のカラオケ講座 女性の歌を歌う5つのポイント
https://www.youtube.com シルエット・ロマンス 石井竜也
世の中、女性が男性の歌を歌うのは許される。なんだったらちょっとカッコいいぐらいの感じで。
しかし男性が女性の歌を歌う時、女性のバラードをハイボイスでしっとり歌い上げるのは、徳永英明さんやEXILEのATSUSHIさんのように「素敵!」と言われる。
しかし普通の音域で男性声で女性の歌を歌うのは「気持ち悪い」とか言われる。不公平である。
この男女平等の時代になぜだっ!
と言うわけで、今日は本格的に高い声が苦手な男性が女性の歌を歌う場合の方法を考えて行きます。
上の動画は、石井竜也さんが歌う「シルエット・ロマンス」
声の響きは高いですが音域は上の「G」まで。サビの最高音に出てくるだけなので高い声が苦手な男性にもなんとかなる曲です。
しかし男性の色気ムンムンのシルエット・ロマンスです。
アップテンポな女性曲はキーを上げて歌う
男性が女性の歌を歌う場合、確かに可愛らしい歌詞の歌を野太い男性声で歌うってだけでそれなりの違和感はあるのですが、アップテンポな曲の場合は特に
声のテンションの違い
に違和感を感じます。
サビまでは普通に歌って欲しいのに低すぎて変になるし、サビは強めの声でテンション高く歌って欲しいのに音域的にテンションを上げきれない。
ハイボイス自慢の女性シンガーは、我々「低音男」がオクターブ下で歌ってもややキツいぐらいの音域を平気で出します。
しかし普通の女性シンガーの曲中の最高音はオクターブ下で我々が歌って普通に歌えてしまう音域。その音域が彼女たちにとっては「やや高い」音域なので声を張って強めの声が出せる。
結論としては我々もその状況を作らないといけないと言うことです。
原キーの+2か+3ぐらいにすると我々にとっての「やや高い」音域になる。なので西野カナや華原朋美なんかの曲は原キーで歌って大丈夫ですが、
例えば安室奈美恵の
「You're my sunshine」
だと、最高音が多分「ド♯」
+3にすると「ミ」
我々高い声が苦手な男性がちょっとキツいなと感じるのはおそらく「ファ」ぐらいの人が多いと思うので半音下の「ミ」で丁度。
それでしっかりテンション上げて歌えばそれなりにカッコよくなる。
しかし選曲は考えないといけませんね。歌詞が可愛過ぎるのはやっぱ避けた方が良いかと。
間違ってもきゃりーぱみゅぱみゅとか歌わないように(;^_^A
しかし例えばAKB48の曲なんかは歌詞はどうあれ曲がカッコいいのが多い。男が歌うと気持ち悪そうなポニーテールとシュシュなんかはちゃんとやればそれなりに形にはなると思いますね。
ちなみにポニーテールとシュシュ、最高音は「シ」もしくは「シ♭」原キーで歌うと低過ぎる。+5もしくは+6で丁度かと。
バラードでもサビで声を張る歌ならこの感じで良いと思います。ドリカムの「未来予想図II」的なのはね。
しっとりした曲は一番良い声の出る音域で
女性シンガーのしっとりした歌を歌う場合、本来なら徳永英明さんのような女性的なハイボイスで歌いたいものですが、我々高い声が苦手な男性にはそれは不可能。
ならどうするか。
天は二物を与えずと良く言いますが、まぁだいたいそれは当てはまってるはずです。高い声が苦手なら低い声は得意って人が多い。例えば
中島みゆきさんの「糸」
をEXILEのATSUSHIが魅力的なハイボイスとファルセットでしっとり歌い上げてますが、我々にあれをやれといわれても無理中の無理。
中島みゆきさんは女性としては極めて声の低い人なので、本格的に低音が得意なら原キーそのままのオクターブ下で男性のあまーい声で歌うと良いかも。しかし低すぎますがね(⌒-⌒; )
ファルセットが使えれば「いつか誰かをー」の「をー」だけ、
別に出ますけどファルセット!
(別に全然出ますけどあえてファルセット使いました感満載の裏声)
にすると良いかなと思います。
技術的方法論
声の野太さを軽減する為には
・口からマイクを少し離す
1cmぐらいで良いと思います。カラオケ屋のマイクは口を近づけると低音が強調されてボワンボワンになります。アップテンポな曲を歌う時はマイクを離した方が声が多少シャープになります。さらに発音の違和感も消してくれます。
・エコーは少なめに
音はどうしても低い音の方が「響き」があります。ただでさえ差がある男女の声。機械的にさらに差を作る必要はないでしょう。いつも自分が歌ってるエコーの数値よりマイナス5ぐらいで丁度でしょう。
・伴奏に対して声が大きすぎないように
声による違和感を最小限にするためには伴奏との調和は重要です。伴奏の中に自分の声がある事を意識して、伴奏に溶け込む感じで歌いましょう。
男性が男性として歌ってもカッコいい女性曲
あくまで自分の知ってる範囲、さらに自分が歌ってみたイメージです。
カッコよくなるかどうかは貴方次第!
タマシイレボリューション Superfly
2010年サッカーWorld CupのNHK中継テーマソング。
パンチの効いたアップテンポな曲でカラオケでは盛り上がる曲。
女性にとっては結構キーは高い。最高音は「E」ミですね。
サビで一瞬跳躍的に出てくるだけ。最高音が「ミ」なので原キーでも良いのですが、自分なら+2にしてさらにテンションを上げますね。
Superflyの歌は音域以外にも技術的に結構難しいです。チャレンジしてみましょう。
You're my sunshine 安室奈美恵
安室奈美恵の音域はそこまで高くない。彼女のアップテンポな曲は非常にカッコいい曲が多い。声と発音にパンチがあるので男性でも歌いやすい。
最高音は「D」レですね。なので原キー+2ぐらいで歌いたいですね。
糸 中島みゆき
動画は本人ではありません。
さて、この「糸」は様々なアーティストがカバーしてます。男性が歌ってる場合は皆さん高い声で女性的に仕上げてらっしゃる。
しかし我々「低音男」はそれに影響されることなく我が道を行かなくてはなりません。
原キーで歌うと最高音は「B♮」シです。しかし、再低音がめっちゃ低い「F♯」
正直普通の人が良い声で出せる音域ではありません。
設定キーは+4辺りが良いかと思います。
そしてこの歌を歌う時はとにかく「良い声」を意識します。自分に出せる一番良い声で歌います。さらに原キー+4にしたので最高音は「D」に上がってます。この最高音、本文中にも書きましたが出来ることならファルセットで歌いましょう。
「別に出ますけどファルセット」ですね。
とにかく良い声で優しく歌うべきこの歌、1ミリたりともきつい声は出してはいけません。最高音も優しい声で出しましょう。
曲は今後追加していくかもしれませんが、とにかくパンチが効いた曲をパンチが効いた声で、優しい曲をめちゃ優しい声で。
音域はいじれるわけで、自分に合う歌を探して自分の一番良い音域で歌う。
そして
自分の一番良い声を出す
それさえ出来れば大丈夫。
こんな感じで自分は女性曲歌いまくってます。
誰も気持ち悪いとは言いません。
言いません。
言いません
よね?
多分、、、。
さぁ、頑張って女性曲を歌いましょう!