カラオケ DAMとも コラボ日記パート1 都会の天使たち
コラボ日記と言う平和なタイトルとは裏腹に非常にマニアックな記事に仕上がってます(⌒-⌒; )
読む人が読んだらだいぶ面白いと思いますが、普通の人が読んだら「この人何言ってんの?」的な。
少なくとも自分は書いてて読んでてめちゃくちゃ面白いのでこれシリーズ化したいなと。
何を書いてるかと言うと、自分が都会の天使達をコラボしてその時に何を考えたか。を書いてます。
理屈っぽい部分もありますが、理屈で考えてなくてただ感覚でやった事も文字にしてるのでだいぶ読みにくいかと思いますがね。
コラボのお相手について
こう言うのって、、、。
このブログってDAMともユーザーの方の遭遇率が結構高い。聞いてみるとなんだかんたみんな知ってる。そりゃDAMともで検索したら1ページ目に出てくるし、DAMとも+なんかワード付けたら一番上に来るのも多々ある。
なのでむやみやたらと名前は出さない方が良いかと思うのでイニシャルで行きます。
コラボ相手はHさん。
この方とは視聴の行き来は極稀にあったもののコラボは初めて。
アップされて数日で既に数人の方がコラボに。人気ある人なんですね。
歌い疲れてもう一曲だけなんかないかなと探してて、疲れてても歌えるこの曲で一番上にあったので合わせてみたら、まー気持ち良く歌えたし最初からそれなりの音にはなってた。
じゃによってHさんとコラボ作品を作ろうと。
まずは相手の声と響きを。
Hさんの声は芯が太くややハスキー。
エコーは普通にかかってると思うけど声の芯が浮き出てくる感じなので非常にハモりやすい声。桂銀淑だからまたまた良いね。
さて、声の芯が云々と右脳っ気満載の言葉から始まってます。
ずっとこんなですので興味ない方はこれにて失礼つかまつる。
次。
サビの部分の歌い方、結構自由にルバート(テンポを揺らしたり、音の長さを変えたりする)させてらっしゃる。
個性的な歌い方でコラボする側としてはリズムやニュアンスを合わせるのが結構難しくはなってる。しかしこの方とコラボすると決めた以上この歌い方に合わせるのがこっちの役割。なんとかそれで色を出したいなと。
そして何よりこのHさん、歌い方が情熱的。
サビの頂点、曲中のクライマックス、歌詞で言う「切ない」「別れの」は強く訴えかける感じがある。歌の上手い人はたくさんいるがこう言う熱量を出してる人はなかなかいないなと。
こっちもしっかり行かないとテンション負けする。
音楽としてしっかり表現出来る相手は最高です。
合わせる上で考えた事
最初に言っておきたいが、自分、イヤホンで録音を聴かない人。
なんで聴かないかと言うと、どんだけ何してもイヤホンで聴いた自分の声が気持ち悪くてね。だから聴く方はイヤホンで聴いたらダメです。あくまで電話スタイルで聴いた感覚で合わせてます。
Hさんの声の性質と響き的に、本当なら普通の自分の声で歌えれば自分は地声には響きが多い方なので、ナチュラルエコーに設定して自分としては柔らかめに歌いたい。
しかしサビの音域的に高い声シフトの声でないと歌えない。なのでニュアンス的な部分は少し諦めて首絞め声で標準エコーを多めに。
ニュアンス的には強く出過ぎる可能性はあるし、必死感は出てしまうが、それで芯は出てしかし相手の声より自分が少し後ろに下がったように聴こえるかなと。
とは言え結局、
一人で歌う部分をエコー多めに。確か24。
ハモる部分はエコーを絞った。確か18。
ハモる部分は標準エコーで24だとさすがにワンワン言うのでね。サビ前は休みなのでそこで変更出来るし。
これはハモり屋の経験上の感覚だが、ハモる音にエコーをかけ過ぎると、音程のごまかしは効くし素材とかだと相手はその方が気持ち良いかもしれないが、自分がハモりに行く場合、しっかりハモれる自信があればエコーは少し絞った方が綺麗に響く。と言うかエコーかけ過ぎると響きの中に声が埋もれてせっかくのハモり音までも埋もれてしまって。
これは理解して頂けないかも知れないが
ハモりの引っ掛かり
がなくなるんよな。何と言うか、
ハモった音って表面がザラザラしてんのよな。
(⌒-⌒; )
日本語喋れ!
まぁ、右脳でなんとか理解して頂ければ。
そのザラザラが欲しくてね。
この曲のクライマックスは先程言ったように「切ない」「別れの」の部分。
そこまでは揃えて隠れる感じで行きたいが、ここはニュアンス的にも相手のテンションにしっかり合わせる。発音も強めにしてマイクも近くして「せ」と「つ」の発音はそれなりに強く出して良いなと。二人の声の距離感を近づける。
楽曲について
都会の天使たち
テレビ朝日系ドラマ『はぐれ刑事純情派』の主題歌に起用された。
堀内、桂共にこの年はソロでのシングルを発表しておらず、1年間この曲を2人で歌い続けた。オリコン・シングルチャートでは100位内に44週ランクインするロング・ヒットとなった。
累計売上は50万枚[1]。
同年5月1日と9月4日には、テレビ朝日系列『ミュージックステーション』に出演し、この曲を披露している。以後、演歌系歌手が同番組に出演することは原則としてなくなった。
この年の『第43回NHK紅白歌合戦』には2人がそれぞれ紅組、白組で選出されており、紅白の垣根を超えてこの曲を2人で歌唱した。デュエット曲の場合は紅・白どちらかに組み入れられるのが通例であったが、2人が紅白常連であったことが考慮され、異例の形での出場・歌唱となった。
wikipediaから引用
この街に眠りの 天使たちが
遊びに疲れて 夜を運ぶ
悲しみのベッドで 目を閉じれば
幼い昔に 誰でも帰れる
せめて愛する人が 隣に居たら
夢の中まで連れて行けるはず
生きていることさえも 切ないなら
泣いていいから
心を抱きしめて
一人で抱きしめて
ソロの部分
歌詞的に物悲しい雰囲気の曲。
とりあえずそう言う声で歌う。
正直、サビ以外の交互にソロで歌う部分、どう歌ったら良いのかわからん(⌒-⌒; )
テンポにきっちり合わせるとこの歌は変だ。
それは堀内孝雄がかなり自由に歌うからそのイメージかなと。堀内孝雄ってこんな感じばっかり。楽譜的には多分ちゃんとリズムあるんやろうけど、それこそルバートしまくりやし(;^_^A
しかし適当に歌ったのでは様にならん。やりすぎると気持ち悪いし。
それにしても自分、やっぱりソロは下手。
サビ、ハモリ
サビに入ると堀内孝雄&桂銀淑のお二人がフレーズごとに音を切ってるけど、コラボ相手のHさんは普通に伸ばして伸び伸び歌ってらっしゃるので、存分にハモりが楽しめる。
生きている事さえも切ないなら
の「切ない」の部分。
ハモりで言ったらこの部分のコードはA→F#mなので本来なら男性側はEの音を3つ続けて「いー」でF#に入るか、「せつな」をアフタクト扱いするならG、F#、Gと動いて「いー」でF#もありか。
しかしこの曲、あえて4度と言うハモりを選択してる。「いー」でF#mのコードに入るのに男性側はEの音。和音の種類で言ったら7thになるわけだが、その前が4度4度で動いてるのでなかなか凄いハモり。
しかしこれがかなりカッコいい。
和声の試験だと0点付きそうだけど(⌒-⌒; )
何と言うかその前まではずっと3度のハモりなので、ここだけがやたら輝いて聴こえる。輝いてると言うかここだけ近代的な響きななってるんよな。それを狙ったんだと思うけどね。
他のコラボしてる人のを聴いてるとわざわざ3度に戻してる人もいるが、これは元曲が間違ってるわけじやない。
あえて4度だ。
音楽分かってる人間なら4度を強調するわな。
こんなもん、戻してどーする。
その前の「連れて」の部分も男性側「E」に入るのが普通だが、ここもあえて4度でDに入り、C#、A#と動く。
非常に印象的な音になってます。
これもわざわざ3度に戻してる人もいるが、
こんなもん、戻してどーする。
しかしこの
生きている事さえも切ないなら
の部分、コードがEm→A→F#m→Bmと動くわけだが、転回にもよるが、構成音の中にB→C#→C#→Dと動く上行系がある。これが気持ちを昂らせるんよな。
良い音楽だ。
録音、設定について
録音場所は快活CLUB名古屋楠インター店のワンツーカラオケ。
ワンツーカラオケなのでコンデンサーマイクです。
正直、ここのワンツーカラオケで歌うとその場のバランス調整は全くあてにならない。
部屋が3つあるうちの右の部屋はもうどうにもならんぐらい自分がデカく歌って丁度。相手の声が聴こえんぐらいにしないと録音としてバランス良くならない。左の部屋は圧倒的にマイク壊れてる。真ん中の部屋だけ自分がやや大きめで丁度。
真ん中の部屋が取れない時は帰った方が良い。
運良く真ん中が取れたが、それでも自分の感覚よりだいぶ大きめに歌って丁度。録音して聴いてみないと判断出来ないのは辛い。
無駄に録音回数が増える(⌒-⌒; )
結局2週に渡って20テイクぐらいは録ったかな。
まぁ、自分としては普通の回数。
設定は
トーンコントロール
高音-5
中音+5
低音+5
普段は−10、10、10なんだけどね。女性と合わす時は少しトーンは高い方が良い。Hさんのトーンは高くないからやや近づけた。
音量は機器によって違うので関係ないね
エコーは標準エコーの24と18
反省
反省と言う名の言い訳のコーナー。
細かい事はいくらでもあるんだよな。
例えば一人で歌う所。
・音程が上がりきれてない音が何個もある。普通に上がらずにポルタメント的にずり上げたくて上がりきれなかったのと、純粋に外してるのと(⌒-⌒; )
まぁ、通常運転
・本当にリズムの取り方が難しいのだが、しかしサビ以外は柔らかめの地声で歌う。この声で歌うには音域がギリギリ過ぎてやりたいように出来ないのもある。
はい、言い訳。
・ハモりの始まりを大きく出過ぎてる。もう少し小さい所からクライマックスを作りたかったが、「せめて」の「て」を裏声にしてるからその後が強く出過ぎた感じ。「生きて」は本来ユニゾンなんだが突然そこには上がれんからハモりにさせて頂いた。
・音程やニュアンス、響きはセカンドプランとしておよそ狙った感じにはなってる。本当はもっと悲しげに歌いたいが、、、。やや大きいのは確かだが、相手の声の少し後ろに響いてる感じ。クライマックスで距離感が一緒になる。そうしたかったの。
・歌詞の「切ない」の「な」でHさんが少し息を引くんよな。それ合わすのが快感だった。「切なっいー」的な。そしてそこまでは少し発音は隠れ気味にしてたのがここだけはしっかり出た。
・とは言え、その後の着地点「ならー」が、ここは一番難しく、音楽としてそのタイミングはちょっと、。と言う感じなので上手く着地出来なかったかなー。タイミングはそれなりに合わせてはあるけど、狙って着地しました感があり過ぎて(⌒-⌒; )
・「泣いて」の歌詞の部分はHさん音量も絞って非常に寂しげに歌う。自分音域的にと言うかそこまで歌って来て疲労困憊(早い💦)の喉では寂しげに出来ん。
申し訳ない。
・「いいからー」の伸ばしにビブラートかけるの忘れた。ここ変になってる(⌒-⌒; )
・「一人で抱きしめて」は絶妙に合わせられた。多分聴く人にはジャストタイミングに聴こえると思うが、奥義の0.0何秒遅れて入る拳が炸裂してる。
・二番のハモりは一番より小さくなってるのはなんだ?自分なんもしてないつもりなんたが。
・最後のサビの「切ない」の4度が高くなってしまった。ここだけ異質な響き。
これまた申し訳ない。
細かい事は言おうと思えばまだまだ出てくる。まだ数千文字書けるけど、まぁこの辺にしとこ。
こんだけ言い訳したくなる程のこのテイクをアップした理由は、
クライマックスのテンションと響き、熱量が一番良く合っていて、素敵に仕上がってたから。
他の部分はハードルを下げて(⌒-⌒; )
ハードル下げないと
一生アップ出来にゃい(⌒-⌒; )
これも通常運転。