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卒業ソング④ 巣立ちの歌 合唱曲

卒業ソング④ 巣立ちの歌 合唱曲

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合唱曲、巣立ちの歌

 

1965年に制作された合唱曲。

 

歌詞の内容的に「卒業式で歌ってください」という感じの曲。

 

いざさらば さらば先生 いざさらば さらば友よ

 

と、サビではストレートに先生や友達に別れを告げる。そして輝かしい明日に向かって飛び立とうという歌。

サビ以外は長調(明るい感じ)で音楽が進むが、サビに入ったとたん短調に転調し力強く勇ましい雰囲気になる。これがカッコいいの。中間部のピアノ伴奏が通常版はかなり難しく、ピアノの技量もしっかり見せれるものになってるらしいですが、簡易版というものが存在し、中高生でも簡単に引けるようにしてくれてるそうです。

 

自分が子供の頃より各地の卒業式で歌われており、最近ではポップス的なアーティストの曲を合唱用にアレンジしたものが卒業式で歌われることも多いが、巣立ちの歌を採用している学校も僅かながらあるそうです。

 

我々が子供の頃は、仰げば尊し蛍の光、巣立ちの歌が卒業式で歌う歌の定番中の定番で、仰げば尊し蛍の光が明治時代に書かれたもの(蛍の光スコットランド民謡に歌詞を付けたもの)なのに対して、巣立ちの歌は昭和40年製作で、歌詞の表現的に他の二曲に比べると子供たちにとって意味が理解しやすく、感情をこめて歌いやすい歌詞になっています。

 

作詞  村野四郎

1901年(明治34年)~1975年(昭和50年)

実は全く知らない人だったのですが、慶応義塾大学出身の元は会社員。その後詩人として活躍し、詩集は多く出版されてますが、合唱曲の作詞で一般的に有名なのは、この「巣立ちの歌」一曲のみ。あとは、ホフマン・フォン・ファラースレーベンのドイツ語曲「Biene」を日本語詞にした「ぶんぶんぶん」が有名。だそうです(;^_^A

 

作曲  岩河三郎

1923年(大正14年)~2013年(平成15年)

この岩河三郎氏は、我々吹奏楽の世界の人間には結構有名な人。何といったって全日本吹奏楽コンクール課題曲の「元祖、サンライズマーチ」の作曲家。自分の中では課題曲のマーチの中では名曲中の名曲。サンライズマーチが課題曲として採用されたのは1982年。自分はまだ小学生で吹奏楽を始めてなかったにもかかわらず、そこからの吹奏楽人生で幾度となく演奏した。後半のいわゆる「ブリッジ」の場面の低音で「バカ燃え」&「バカ萌え」する(;^_^A

巣立ちの歌のサビとサンライズマーチのブリッジは雰囲気がよく似てます。そういわれて聴くと同じ人が作曲なんだなと。両方短調に転調するからってだけなんですがね(⌒-⌒; )

岩河氏は吹奏楽の作曲家だとばかり思っていたら、合唱曲の作曲がメインの作曲家だそうです。

 

 

巣立ちの歌

作詞 村野四郎 作曲 岩河三郎

 

花の色 雲の影 懐かしい あの思い出

過ぎし日の 窓に残して 巣立ちゆく 今日の別れ

 

いざさらば さらば先生 いざさらば さらば友よ

 

美しい 明日の日のため

 

風の日も 雨の日も 励みきし 学びの庭

かの教え 胸に抱きて 巣立ちゆく 今日の別れ

 

いざさらば さらば先生 いざさらば さらば友よ

 

輝かしい 明日の日のため

 

 

巣立ちの歌の思い出 

自分、実はこの曲歌ったことがないんです。

中一の時は卒業生が「蛍の光」を歌っており、中二で転校した先での卒業式では卒業生がこの「巣立ちの歌」を歌っていたのですが、自分は吹奏楽部でチューバ担当だったのでずーっとリズムを刻むだけだったんです。カッコいいサビをトランペットが吹いてるのをヨダレをたらしつつリズムを刻み続けてその年の卒業式を終え、翌年卒業生になって「巣立ちの歌」を歌えるかと思ったら、な、な、なんと・・・

 

その年から「仰げば尊し」に変更(;^_^A

 

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巣立ちの歌うたわせてくりゃれーっ!

 

無念の思いを鮮やかな桜に変えてみました(;^_^A

とは言え、やっぱりその時代の曲を聴くと当時を思い出す。卒業ソングシリーズを書き出してから頭の中が中学生。

 

出来れば顔や身体も戻ってくれると助かるんですが(⌒-⌒; )

 

という事で

 

思い出の卒業ソング 巣立ちの歌でした。