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卒業ソング③ 卒業 斉藤由貴

卒業ソング③  卒業 斉藤由貴

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1985年2月に発売された斉藤由貴のデビューシングル。

斉藤由貴自身が出演していた「明星食品 青春という名のラーメン(なんじゃそりゃ(;^_^A)」のイメージソング。

 

卒業ソングとして現在でも人気があり、様々なアーティストにカバーされている。

この曲は、数ある卒業ソングの中でも自分の中ではめちゃ好きな曲で、高校を卒業する女子目線の歌詞なのですが、同級生に彼氏(好きな人?)がいて、その人は東京へ行く。彼女自身は地元に残る。今まで通りに会いたいし変わらずにいたいけど、現実そうはならない事は理解してる。寂しさの中で現実を見つめ、心に区切りをつけて自分は歩いて行く。可愛らしく美しい音楽の中にそんな彼女の強い気持ちが見て取れます。

 

ああ卒業式で泣かないと 冷たい人と言われそう

でももっと悲しい瞬間に 涙はとっておきたいの

 

サビのこの歌詞が非常に印象的。

確かに、卒業式で泣かないと、「あの子寂しくないのかな?」と思われてしまいそうな気がしますね。

寂しくないわけじゃない。でも、今は泣くときじゃないんだと、心の中で何かを決意してる。そんな感じですかね。

 

女子って

 

そういう所ありますよね(;^_^A

 

 

 

卒業 斉藤由貴 歌詞

作詞 松本隆 作曲 筒美京平

 

制服の胸のボタンを 下級生たちにねだられ

頭かきながら逃げるのね 本当は嬉しいくせして

人気ない午後の教室で 机にイニシャル彫るあなた

やめて思い出を刻むのは 心だけにしてと呟いた

 

離れても電話するよと 小指差し出して言うけど

守れそうにない約束は しない方が良い ごめんね

セーラーの薄いスカーフで 止まった時間を結びたい

だけど東京で変わってく あなたの未来は縛れない

 

ああ卒業式で泣かないと 冷たい人と言われそう

でももっと悲しい瞬間に 涙はとっておきたいの

 

席順が変わりあなたの 隣の子にさえ妬いたわ

いたずらに髪を引っ張られ 怒ってる裏ではしゃいだ

駅までの遠い道のりを 初めて黙って歩いたね

反対のホームに立つ二人 時の電車が今引き裂いた

 

ああ卒業しても友達ね それは嘘ではないけれど

でも過ぎる季節に流されて 逢えない事も知っている

 

 

楽曲制作の経緯がちょっと面白いのでwikipediaからそのまま引用させていただきます

発売前、斉藤が前年(1984年)から出演していた明星食品「青春という名のラーメン」CMのイメージソングに決定すると[5]、担当ディレクターの長岡和弘は、作詞・作曲にヒットメーカーの松本隆筒美京平を起用。また編曲にはキーボード奏者で、新進気鋭のアレンジャーだった武部聡(武部聡志)を起用する。長岡は、小林麻美のアルバム『CRYPTOGRAPH〜愛の暗号』での武部のサウンド・プロデュースを気に入り、本作の編曲に抜擢した[6]。長岡は楽曲を制作するにあたり、斉藤がオーディションで歌った「夏の扉」「SWEET MEMORIES」(松田聖子)、「時をかける少女」(原田知世)、「待つわ」(あみん)[注 1]、「悪女」(中島みゆき)の録音を、松本と筒美に聴かせる[7]。斉藤の歌を聴いた二人は、あみんの「待つわ」が心に響いたと意見が一致[7]。「待つわ」のように、歌詞をきちんと伝えるような歌を作ろうということになる[7]。

詞の世界を活かすために、本作は先に松本が歌詞を書き、そこに筒美がメロディーを付けるという形(詞先)で制作される[8]。すでに「卒業」というタイトルは決まっており、松本は歌の主人公が通う学校の風景や情景など、スタッフと議論を重ねながら、叙情的な詞の世界を完成させる[7]。また完成時はサビの部分が「卒業式で泣かないと…」となっていたが、レコーディングの際に筒美が「卒業式で泣かないと…」の前に「ああ」を入れようと提案。そのまま追加しレコーディングされる[7]。

この曲で印象的なイントロのアルペジオは、武部の発案ではなく、既に筒美が作成したデモの段階で入っていた[9]。武部の編曲は松本の詞にインスパイアされたものとなっている[10]、例えば、イントロのアルペジオは、鳥の電子音が入っているので朝の始業のチャイムのイメージ[11]、また、デジタル楽器だけでなく、鍵盤ハーモニカ、サクソフォーン、フルートなどのアナログ楽器も使用することで学校や学校のブラスバンド部のイメージを生み出している[12]。

なお本作の制作過程において、長岡は自身の母校である長崎県立大村高等学校の正門からの桜並木の景色を思い浮かべながら、ディレクションを手掛けている[13]。

発売時、レコードジャケットには全身ピンナップが付けられていた。

 

「待つわ」が浮かぶかどうかは分からないけど、こう、清純な女の子っぽい美しい声と見た目で岡村孝子さんの雰囲気と言えばそんな感じですね。

何と言うか、この歌詞からは本当に教室や卒業式、電車のホームなどが鮮明に目に浮かぶ。浮かぶ教室や駅はそれぞれ違えど、おそらく聴いた誰もがその時の自分の情景を思い浮かべるのではないかと。

アルペジオと言うのは、分散和音のことで、ドミソの和音があったとして、それを一緒にならすのではなく、ドミソドミソドミソと並べて演奏すること。曲のオープニングがまさにそれです。そして、まさかブラスバンド部をイメージしたアコースティック楽器の使用とは。

 

松本隆筒美京平はこの時代のゴールデンコンビと言って良い作詞作曲のスペシャリスト。そこまで考えてるからこそ人の心に響く音楽が作れるんだなと。

 

「卒業 斉藤由貴 歌詞」の画像検索結果

曲が良すぎて最後になってしまったのですが、無論、いくら曲が良くても歌う人が悪ければヒットはしない。

ポニーテール美少女としてデビューした斉藤由貴さん。

上の画像、めっちゃ可愛いしね(;^_^A

見た目、歌声共に完全な清純派だったものが、1985年のテレビドラマ「スケバン刑事」で主演、初代麻宮サキを演じトップアイドルへと昇り詰める。

その後女優として数多くの作品に出演し、日本アカデミー賞で「最優秀主演女優賞」を2年連続で受賞するなど大成功を収めている。