九州男 本格的に高い声が苦手な男性の為のカラオケ曲
- 手紙 feat.hiroko (mihimaruGT)
- 雲の上の君え
- 1/6000000000 feat.C&K
- 遠郷~tokyo~ feat.mihimaruGT
- 二人の時間。feat.TUGUMI(from SOULHEAD)
- 約束 feat.HOME MADE 家族
九州男
長崎県出身のシンガーソングライター。
なんとなく名前的に「九州感」が強すぎるので自分は聴くことも歌う事も避けてきたアーティストなのですが、ちょっとしたきっかけからこの人の歌を練習することになり、歌ってみたら、まーなんという美しい音楽と切ない歌詞、さらに高い声が苦手な自分にも優しい、今の時代には数少ない
男っぽい声と男っぽい音域
俄然ファンになりましたね
九州男の音楽の発祥はレゲエ。もともと長崎で歌手としてクラブで歌っていたそうですが、21歳でジャマイカに飛び2年間滞在。帰国後活動拠点を東京に移し2006年ごろから楽曲が話題となりメジャーデビュー。
1stミニアルバムのタイトルが「こいが俺ですばい」(これが俺ですよ)
2ndミニアルバムのタイトルが「こいも俺ですばい」(これも俺ですよ)
もう九州人丸出しで(;^_^A
前述したとおり、彼の歌詞は「切ない」ものが多く、これは都会の人には理解できないかもしれないけど、田舎というのは高校を卒業すると同時にたくさんの人との別れがあるんですね。地元に残る人間は一握り。大学や就職で多くの人が都会に出ていく。
もちろん家族や友達との別れもありますが、大好きな恋人とも離れ離れにならなければならないし、その瞬間は「いずれ帰ってきてまた一緒に」と思ってるんですが、都会に行ったらそこにはそこの人間関係があって、新しい出会いもあって、なかなかその時思い描いていた将来とは違う将来になってしまう。
歌詞の内容は様々違うし、思ってる人も色々なんだと思うけど、そんな雰囲気が感じられる。すごーく切ない歌詞が多いですね。
さらにfeat.という形の曲をたくさん出してます。いわゆるコラボ曲ですね。女性とのコラボでお互いの気持ちを歌詞にしてあるものが多いです。
自分が最初に聴いた九州男の曲は
「手紙 feat.hiroko(mihimarruGT)」
だったのですが、それはまさにそんな曲で
「お元気ですか?変わりはありませんか?」
という台詞から始まる、離れた(別れた)彼女と自分の気持ちを歌詞にしてる感じの曲なんです。
自分はレゲエというものを全く知らないのですが、自分が思ってるジャマイカの陽気な感じの音楽とは全く違い、メロディーこそ「ラップに音程を付けた」ようなメロディーですがゆったりとした非常に美しい音楽。水の流れる音や琴(和筝)での前奏など、懐かしさや切なさを増幅させる伴奏が印象的です。
ボーカルの音域的には、基本的に非常に男性が歌いやすい音域でメロディーが作られています。前述したとおり「男っぽい声と男っぽい音域」です。
最高音はG(ソ)やG#(ソ#)も出てきますし、曲によってはその辺の音域で歌い続ける歌もありますが、基本的にはE(ミ)もしくはF(ファ)までです。
さらに言えば、それより高い音が出てきても「男が歌う高い声」としてその音域が使われているので楽に歌えるのと、九州男の声自体が太く男っぽい声なので、ちょっと下げても曲の印象は変わりません。G(ソ)以上が出てきてキツイと思う人は、九州男の曲は全然下げても問題ないです。
音域以外に難しいのは、九州男の曲を聴いて頂ければわかりますが、随時登場する
「ため息声」
ですかね。ちょっと抜いたような声で、声の成分に息の音を混ぜたような声。ため息にちょっと声が混じる感じ。これが使えると九州男の「男っぽいセクシーさ」が出せてものすごくカッコいいです。良く聴いて真似してみると良いかと。
手紙 feat.hiroko (mihimaruGT)
自分のとっての九州男入門曲。中身は上に書いた通りです。非常に美しく切ない曲です。コラボ曲ですがボーカル同士のハモリはなく、さらに男性パートの音域は最高音E(ミ)と非常に歌いやすい音域。
お元気ですか?変わりはありませんか?
と、男女共に台詞があります。自分なりの「お元気ですか?」でコラボ相手の気持ちを掴みましょう。
雲の上の君え
九州男の2ndシングル、桜道/雲の上の君えより
ミディアムテンポで明るい曲調とは裏腹に、曲の最後に彼女は雲の上に旅立ってしまいます。
突然の事かと思いましたが、序盤の歌詞を聴いてると
「今、1分1秒が大事」
とあるのでおそらく病気だったんだろうなと。
別れが近づいて、彼女の大事さを感じ、1分1秒でも一緒にいたい。
そんな思いを歌った歌です。
原キーでの最高音はF(ファ)です。
1/6000000000 feat.C&K
不覚にもPVで泣きました(;^_^A
これは曲名の60億分の1からわかるとおり、全人口60億人の中から君に出会えたこと、そんな君とずっと一緒に、、、。と言う感じの、まあ曲としてはよくある感じなのですが、PVは出会いから彼氏の事故、喧嘩、別れを乗り越えて一緒に。という感じです。
本当に生きていると、さらに大事に思う誰かがいると、様々な事で一緒に喜び、悲しみ、怒り、絶望に浸ることもあるかと思います。そんなことを全て乗り越えて寄り添える存在に出会えること、まさに60億分の1の奇跡だと思いますね。
C&Kパートは音域が高いので、
誰かに歌ってもらいましょう(⌒-⌒; )
遠郷~tokyo~ feat.mihimaruGT
ミディアムテンポの軽い曲。多分これがレゲエな雰囲気なんでしょうね。
mihimaruGTとのfeat.と言う事で、基本的にhirokoと九州男のコラボなのですが、途中でラップも少し入ります。ハモリはありません。
これは、まさに前述したとおり、夢を追いかけ田舎から東京に出て、自分が思った通りに現実は進んで行かず、悔しい思いをしながら故郷を思う歌。遠郷は東京から見た遠い故郷なんでしょうね。
都会の片隅で夢をかなえるために踏ん張ってるのは九州男自身ですかね。
二人の時間。feat.TUGUMI(from SOULHEAD)
九州男の代表作と言っても良いこの曲、TUGUMIさんとのコラボです。一番に出しても良い曲なのですが、この曲、音域的に高いです。前半はそこそこの音域で我々でも出せる音域ですが、Cメロからは高い音がガンガン出てきます。最高音はA(ラ)です。しかし、前述した通り、男性の高い声として出てくるのである程度叫んで大丈夫。なんとかなります。
そしてサビは全面的にハモリです。
なかなか技術的に難しい曲ですが、すごーく良い曲です。
約束 feat.HOME MADE 家族
アップテンポなラップ調の曲です。
あの場所に残した10年前の約束を拾いに行く
これがキーワードですね。
おそらく、上京する時に離れた彼女と
「また10年後にここで会おう」
と約束をしていて、その10年後、彼はその約束を忘れた事はない。けど、そこに彼女はいないだろうと、しかしいてくれる事を信じて約束の場所に向かう。
そんな時の切ない気持ちを歌った歌です。
PVはその10年後には彼女はその約束の場所に来ました。しかしそれを見ているもっと先の彼は涙を流しながらその光景を思い出しています。
自分、こう言うの弱いっす、、、。
気を取り直してカラオケ的な事を(⌒-⌒; )
ラップ調なので非常に早口で言葉数が多いです。一番は九州男、二番はHOME MADE 家族と言う構成です。誰か友達とコラボすると良いですね。音域的には最高音はG(ソ)ですが、サビの途中で瞬間的に出るのと、最後にソの連続がありますが、何度も言うように高い声として出せるので問題ないかと。
最後に
と言うわけで、九州男の曲を紹介させて頂きました。あとで気づきましたが、ソロの曲は1曲しかないんですね(;^_^A失礼しました。
アップテンポな曲は爽快で、しかし歌詞は切ない曲。技術的には難しいと思いますが、カラオケで盛り上がる事は間違いないです。
スローな曲は美しく切ない歌詞。好きな女性がメンバーにいる時、女性とコラボする時には最高だと思いますね。
どちらにしても気持ちを込めて歌いやすい、と言うか歌ってると気持ちがこもってしまう歌。
是非。